コースの内容
この全米ヨガアライアンス認定コースでは ヨガファウンデーション・コースで学んだ基礎をベースに、講義・実技ともに、より深い ヨガの技法を身に着けていきます。実技ではアーサナを立位、バックベンド、アームバラ ンス、インバージョン、座位という5つのカテゴリーに分け、毎回一つのカテゴリーをピックアップして集中的にアーサナを深めていきます。このプラクティスは上級のアーサナの習熟度を飛躍的に高めると同時に、上半身と下半身の筋力と柔軟性を短期間で大きく向上させるのに役に立つことでしょう。
コースの半分以上の時間を占める講義の時間にはヨガ哲学、解剖学、アーユルヴェーダ、呼吸法、瞑想について一歩踏み込んで学習していきます。ヨガ哲学の授業では、 根本経典『ヨガ・スートラ』とその理論編であるサーンキヤの哲学を取り上げ、ポーズの背後にあるヨガの思想への理解を深めます。賢者たちが作り上げたヨガ哲学の神髄を学ぶことは、多くの受講者にとって心から望む現実を自分のものにする素晴らしいきっかけとなることでしょう。
また、解剖学の授業では、肩関節、股関節、膝関節、肘関節、体幹の構造と仕組み、相反性神経支配、Ⅰb抑制、伸張反射など、身体に備わるさまざまな骨と筋肉、そして神経のつながりを一つ一つ丁寧に学んでいきます。これらの解剖学の授業はアーサナ実践の質と安全性を大幅に向上させることに役立つはずです。さらにヨガと両輪をなすインドの伝承医学アーユルヴェーダの学習は病気を予防し、健康なライフスタイルを手に入れる手助けとなることでしょう。
このコースを受講することで受講者はヨガ実践の最終目標である"心の安定"をゆるぎないものとし、ヨガを指導するための盤石な基盤を手に入れることができます。
*コースの全規定を満たした方には修了書を発行いたします。
アーサナ
応用アーサナの行い方とサポート方法を学びます。立位、アームバランス、バックベンド、逆転、座位の5つのカテゴリーにおける応用アーサナを5つずつ、計25の応用アーサナを取り上げます自由に行えるアーサナのバリエーションを増やすことは、ヨガ指導の幅を広げる上で重要なステップとなります。
ヨガ哲学
応用のヨガ哲学を学びます。『ヨガ・スートラ』のベースとなるサーンキヤ哲学、ハタヨガのベースとなるタントラとハタヨガの哲学、『ヨガ・スートラ』の核となる第1章と第3章の解説など、一人ではなかなか理解することの難しいヨガ哲学をわかりやすく紐解きます。
解剖学
応用の解剖学を学びます。肩関節、股関節、膝関節、肘関節、脊柱の構造とはたらき、各関節を動かす筋肉について詳しく学びます。また、神経支配の反射作用を上手に利用することで、各関節の可動域を短期間で大幅に広げる方法も修得します。
アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダの基本を一通り学びます。体質チェック、ドーシャ理論、食事法、マッサージの基本など、インドの伝承医学であるアーユルヴェーダを学ぶことは、健康と若々しさを保つためのベースになります。
呼吸法
新しい2種類の呼吸法と応用の呼吸法を学びます。呼吸をより自由に操ることでストレスコントロールの精度をより高めていきます。
瞑想法
応用の瞑想法を学びます。瞑想が日常になれば心の静寂と平安がより身近なものとなることでしょう。
時間
58時間
コース:1回6時間×8回+ホームワーク2時間(50時間)
アーユルヴェーダ集中講座:8時間 詳細はこちら
*アーユルヴェーダ集中講座は年2~3回開講いたします。ご都合の合うタイミングで自由にご参加下さい。
アーサナ
立位の応用アーサナ 5種類
バックベンドの応用アーサナ 5種類
アームバランスの応用アーサナ 5種類
インバージョンの応用アーサナ 5種類
座位の応用アーサナ 5種類
コアを強化するアーサナのバリエーション
セルフプラクティスの応用理論
呼吸法
応用の呼吸法と実践
瞑想法
応用の瞑想と実践
哲学
古代~現代ヨガの確立
『ヨガ・スートラ』詳解
サーンキヤの二元論
ハタヨガの思想
ムドラー
サンヤマの原理
解剖学
応用解剖学実践理論
肩の骨、筋肉、関節の仕組みと働き
腕と肘の骨、筋肉、関節の仕組みと働き
体幹と骨盤の骨、筋肉、関節の仕組みと働き
股関節・ひざ・足首の骨、筋肉、関節の仕組みと働き
首と頭部の骨、筋肉、関節の仕組みと働き
アーユルヴェーダ
基礎アーユルヴェーダ
三つのドーシャ
アグニとアーマ
食事法
マッサージの基本