ヨガの根本経典「ヨガスートラ」の中にこんな一説があります。
「カルマは、善業に起因するものは楽、悪業に起因するものは苦として結実(業報)する。」
"カルマ"とは、一般的に"業(行い)"と訳されます。善い行いをするとよい結果を結ぶ。悪い行いをすると苦しい結果を結ぶ。日本にも"因果応報"という言葉にもあるように、ヨガでは目の前の現実は全て自分の行い(カルマ)の結果であると考えます。現実がいい物であれ、悪い物であれ、自分の投げたボールがそのまま返ってきているのです。目の前の現実は、まるで自分の映し鏡のようです。もしも望んでいる現実が現れないのならば、
ボールの投げ方を変えてみたら目の前に光が差してくるのかもしれません。
昨年、結婚しました。
優しくて包容力のある夫ですが、お付き合いをしている頃からどうしても嫌だなと思う所がありました。
それは、女心をわかってくれないといいますか、全くロマンチックな所がないのです。。。私は映画の中で出てくる、記念日に1本ずつバラが増えていって月日が経つに連れ抱えきれない花束が。。。といったロマンチックな事に子供の頃から憧れていました(笑)
現実を変えるべく、努力を試みました。やり方がわからないと困惑されたので、韓国では恋人に壮大なサプライズをする習慣があるらしいから、調べてみたらと提案をしましたが、待てど暮らせどロマンチックが現れることなく月日は流れて行きました。
昨年のバレンタインが近付いて来た時に『手作りが欲しい』と何気なく意思表示されました。手作りは意外とコストも掛かるし、売り場の方が私も食べるのが楽しみなのにと思いましたが、手作りしました。どうせなら、包装も可愛くロマンチックなものにしようと手紙付きで渡しました。とても喜んでいたので、作った甲斐がありました。
毎年クリスマスも私が着て欲しいと思う洋服をあげていましたが、バレンタインの件があったので彼が本当に欲しいものをリサーチしてプレゼントしました。
年が明けて今年の1月、藤沢の方に用事があり2人で出かけました。帰りは夜になりましたが、夫が寄り道したい所があるというのです。車を止めたその場所は、鍵を恋人が結ぶので有名な"湘南平"という場所でした。そこには宝石を散りばめたような神奈川の夜景が広がっていました。ですが、冬の真夜中、寒すぎて景色を味わうどころではありません。そこで夫がいきなり「こうやって二人のアルバムが増えていくんだね...」とキザな言葉を!!!私はロマンチックとは程遠い夫の言葉に、嬉しさよりも驚きで口があんぐりと開いてしまいコントみたいです。待ち焦がれていたロマンチックを数年越しに手に入れる事が出来たようですが、寒すぎてその言葉に酔う感じではありませんでした(苦笑)
それから数日、どうして奇跡が起こったのか考えていました。思い当たるのは、ロマンチックのボールと相手が望んでいるボールを投げた事。相手を直接コントロールするのはなかなか上手くいかないけれど、して欲しい事をまずは与えなければ手に入らないのだとカルマの法則を実感する事が出来ました。ロマンチックも夢見るだけではなく現実になるのです!(笑)現実は与えたものに比例する事がわかり、今はワクワクする毎日を過ごしています。
皆さんの目の前には望んでいる世界が広がっているでしょうか?
上手く行かないときにはボールの投げ方を変えてみるだけでいいのです。
素敵なボールを投げて、光輝くワクワクした毎日を送れますように^^